ホーム > 1本から海外発送します > アメリカ > 【国際郵便】お菓子をアメリカへ海外発送できますか?その2

1本から海外発送します

【国際郵便】お菓子をアメリカへ海外発送できますか?その2

2015/11/19 | カテゴリ:アメリカ

前回の「お菓子をアメリカへ海外発送できますか?」という記事を書いたところ、ブログ読者さんから「お菓子をアメリカに海外発送する時に卵や乳分が入ったお菓子は送れますか?」と、質問をいただきました。

どうやら、国際郵便のアメリカ向け禁制品リストの「動物製品」の項にある、

「牛疫若しくはアフタ熱が流行している地域又は豚コレラ、水疱疹若しくはアフリカ豚コレラで汚染されている地域から発送された反すう動物又は豚の乳、クリーム、その他の分泌物及び臓器。(中略)ニューカッスル病が流行している地域から発送された家きんの肉及び製品(卵を含む。)」

の中の、“反すう動物又は豚の乳、クリーム”と“家きんの肉及び製品(卵を含む。)”の乳と卵の内容が気になっているようです。

卵や乳成分が入っているお菓子といえば、クッキーやチョコレート菓子などがありますよね。

アメリカでは、管轄官庁により、卵製品を「Egg Products」と「Egg Containing Products」とに分けているようで、原料に卵を使っているお菓子のほとんどが「Egg Containing Products」に該当するそうです。

アメリカ農務省が管轄している「Egg Products」の卵製品は輸入規制されているため海外発送ができません。(ここでいう「Egg Products」とは、主に加工卵のことで、乾燥、冷凍、液卵のような原料そのものと考えていいのかもしれません)

原材料に卵が含まれているお菓子、つまり「Egg Containing Products」の製品は、アメリカ食品医薬品局(FDA)の輸入条件を満たしていれば海外発送することができます。

乳成分については、十分に焼成されていれば海外発送することはできますが、クリーム(液体状のもの)は海外発送できないようです。(お菓子ではありませんが、クリーム状と関連して、ゲル状のマヨネーズもアメリカへ海外発送できません)

FDAの輸入条件については「 アメリカへの食品の海外発送について」も参考にしてくださいね。

ということで、「お菓子をアメリカに海外発送する時に卵や乳分が入ったお菓子は送れますか?」のボクの回答は、

「卵や乳成分が十分に焼成されていれば(通常の市販品ならば問題ありません)、原料に卵や乳成分が使われているクッキーやチョコレート菓子もアメリカへ海外発送ができます。ただし、乳成分でもクリームが入っているお菓子(プチシューなど)は海外発送できません」です。

(2015年11月19日 記)

【免責事項】  このブログで提供する情報の真偽、正確性、有用性、信頼性、適法性、継続性などについて、一切誤りがないことを保証するものではありません。利用するにあたっては、読者の責任と判断で行ってください。万一読者が不利益を被る事態が生じたとしても、当サイトは責任を負いかねます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人

店長
店長

海外にお住まいの皆さん、おこんにちわ。そうでない皆さんもおこんにちわ。こちらは伊坂商店の店長でございます。最近はポッキーより重いものを持ったことがないのでかなり体力がありません。動きたいのに動けません。好きな食べ物はおでんです。冬は毎日がおでんパーティーなので、だ、だ、だ大興奮です。